二重窓(内窓)リフォームとは?失敗例と対策を学んで後悔を防ぐ|費用相場や2026年最新補助金情報も解説

お住まいの冬の底冷えや夏の厳しい暑さ、あるいは外からの騒音でお悩みではありませんか。そうしたお住まいへの不満を解消するのに効果的なのが「二重窓(内窓)リフォーム」です。しかし、いざ工事したものの「思ったほど効果を感じられなかった」「窓が二重になって開け閉めが面倒になった」など、後悔につながるケースも。

 

この記事では、二重窓リフォームで陥りがちな失敗例とその対策をご紹介。費用相場から大型補助金として話題の「先進的窓リノベ2026事業」まで、二重窓リフォームを検討するなら知っておきたいお役立ち情報をお伝えします。

 

二重窓(内窓)リフォームとは?他の窓リフォームとの違い

隙間風や騒音など、古くなったお住まいに窓の悩みはつきもの。こうした悩みを解消する手段の中でも、効果の大きさと手軽さから人気なのが「二重窓(内窓)リフォーム」です。ここでは、二重窓リフォームの特徴や他の窓リフォームとの違いをご紹介します。

 

二重窓リフォームの内容とメリット

二重窓リフォームとは、既存の窓の室内側にもう一つ新たな窓を取り付けるリフォームのこと。元からある窓と新しい窓の間に空気の層ができることで、室内の快適な空気が外に逃げにくくなるとともに、外の冷気や熱気も室内に伝わりにくくなります。

 

YKK APの調査によれば、通常のアルミフレーム・複層ガラスの窓を採用した住宅では、室内外を出入りする熱のうち、冬で50%、夏で68%が窓を通して流出・流入するそう。二重窓で窓を通した熱の出入りを減らせれば、冷暖房の効きが格段に良くなるため、一年を通して快適に過ごせるようになるでしょう。

 

また、内窓によって生まれる空気の層は、音を遮る壁の役割も果たすので、外からの騒音もかなり軽減されるでしょう。

(出典)YKK AP窓の断熱がもたらす効果とは?-窓の断熱リフォーム費用についても紹介 

 

二重窓とガラス交換の比較

窓の寒さ対策として、窓ガラスを断熱性の高い複層ガラスなどに交換する方法もよく用いられます。しかし、ガラスだけを取り替えても、古いアルミサッシは残ったまま。ガラス部分の断熱性が高まっても、サッシを通して熱が出入りするため、隙間風や結露を十分に防ぎきれない可能性があります。

 

一方で二重窓なら、内側に新たなサッシと窓ガラスを追加するため、隙間がしっかりと塞がれます。断熱性はもちろん気密性も大きくアップするため、ガラス交換だけを行うよりも、はるかに高い断熱効果や結露防止効果を期待できるのです。

 

二重窓とサッシ交換の比較

サッシ交換には、既存のサッシを残したまま上から新しいサッシを被せる「カバー工法」と、既存のサッシを取り外して新しいものを取り付ける「はつり工法」の2種類があります。後者は窓ごと高性能な最新のものに取り替えられるので、断熱性能や防音性能が大きくアップするでしょう。また、窓は1枚だけで済むため、二重窓に比べて見た目がスッキリし、スペースも取りません。

 

ただし、費用や工事の手軽さの面では、二重窓のほうが有利。特に、壁を壊す必要のある「はつり工法」は、大がかりな工事になりがちです。「カバー工法」であれば半日〜1日程度で完了しますが、家全体をまとめて工事するとなると、数日間の工事が必要になるでしょう。性能とコストのバランスを重視するなら、二重窓リフォームに軍配が上がります。

 

二重窓(内窓)リフォームで後悔しがちな失敗と防ぐための対策7

手軽で効果も高い二重窓ですが、事前の確認が不足していると設置後に不満や不便を感じることも。ここでは、二重窓リフォームでよくある失敗と、それを防ぐために有効な対策をセットでご紹介します。

 

【失敗と対策】一部の窓を施工したものの効果が感じられない

費用を少しでも抑えようと、リビングや寝室にある大きな窓だけを二重窓にして、他の窓はそのままにする場合に起こりがちな失敗です。せっかく大開口窓に立派な内窓をつけても、同じ部屋の他の窓や廊下から冷気や熱気が入り込んでしまっては、十分な断熱効果が得られなくなってしまいます。

 

二重窓リフォームで断熱効果をしっかり実感したいなら、同じ空間にある窓はすべて施工するのが鉄則です。隙間風や熱の抜け道をできるだけなくすことが、リフォームによる断熱効果を高める秘訣といえます。

 

「予算的にすべての窓は厳しい……」と不安な方もご安心ください。後述する国の補助金「先進的窓リノベ2026事業」などを上手に活用すれば、費用負担を抑えながら空間全体の断熱化を実現しやすくなります。

 

【失敗と対策】目的に合わない種類のガラスを選んでしまう

二重窓リフォームで設置する内窓は、サッシだけでなくガラスの種類も選べます。種類は単板ガラスや複層ガラス、遮熱タイプなどさまざま。それぞれに期待できる効果も違います。そのため、目的と異なる効果のガラスを選んでしまうと、思っていたほど効果を実感できない場合があるのです。

 

例えば、断熱性と防音性を高めたい場合、費用の安さだけで単板ガラスを選ぶと効果は半減します。さらに、単板ガラスなど断熱性能の低いガラスは「先進的窓リノベ2026事業」の対象外です。結果として「補助金を使って高性能な複層ガラスにした方が経済的だった」という事態にもなりかねません。

 

高い断熱効果と防音効果を両立させたいなら断熱タイプのLow-E複層ガラス、防音効果を重視するなら防音合わせガラスというように、特に解決したい悩みに合った機能のガラスを選びましょう。

 

【失敗と対策】窓の開閉や掃除の手間がかかって面倒になる

窓が2枚になるということは、日常生活における窓の開け閉めも2倍に増えるということ。出入りや換気のたびに2枚の窓を開け閉めしなくてはならないうえ、掃除の手間も増えるため、毎日続けていると負担に感じる可能性も。

 

特に洗濯物を干すために出入りするベランダの掃き出し窓などは、使用頻度が高いため、開け閉めの手間がストレスになりがちです。こうした出入りの多い窓は、ガラス交換や外窓交換にするのもひとつの方法。断熱性の高いサッシやガラスを採用すれば、生活のしやすさと断熱性能を両立できます。

 

【失敗と対策】内窓によって室内に圧迫感が生まれてしまう

内窓は既存の窓の室内側に取り付けるため、サッシが部屋側に数cmほど飛び出します。わずかな差に思えるかもしれませんが、実際に施工してみると圧迫感を覚えるケースも少なくありません。また、窓の奥行きが足りない場合には「ふかし枠」を設ける場合も。こうなると、よりスペースが狭まった印象を受けるでしょう。

 

お部屋の圧迫感を少しでも軽減するには、壁紙と似た色のサッシを選んで空間に馴染ませたり、フレームがスリムな製品を選んだりするなど、極力見た目に影響が出ないようにするのが効果的です。

 

【失敗と対策】窓枠や出窓に物を置くスペースがなくなってしまう

窓の前にお気に入りの小物を飾ったり、観葉植物を置いたりしている方も多いのではないでしょうか。内窓の設置には一定の奥行きが必要です。そのため、今まで窓際に置いていたものが置けなくなってしまうことがあります。

 

内窓設置後のレイアウトに不安があるなら、どのくらいのスペースが残るのか、リフォーム会社に事前に確認しておきましょう。設置できなくなるアイテムの新たな設置場所を考えておけば、工事後も戸惑うことなく対応できます。

 

【失敗と対策】結露が発生してしまう

二重窓は結露対策に有効ですが、選び方や環境によっては結露を防ぎきれないケースもあります。たとえば、費用を抑えるために断熱性の低い「単板ガラス」を選ぶと、内窓自体が冷えて室内側に結露が発生しやすくなります。また、外窓のサッシが大きく劣化して隙間風が入る状態だと、外窓と内窓の間にある空気が急激に冷やされ、窓と窓の間に結露が起こる原因に。

 

結露をしっかり防ぐには、断熱性の高い「複層ガラス」を選ぶことや、外窓の劣化が激しい場合はサッシ自体の交換(カバー工法など)を検討することが重要です。もちろん、石油ストーブの使用や過度な加湿で室内の湿度が異常に高い場合は、適度な換気も心がけましょう。 

 

【失敗と対策】管理規約を確認せず施工してトラブルになる

マンションにお住まいの場合、もとからある窓ガラスやサッシは共用部分にあたるため、個人で勝手に交換などのリフォームを行うことはできません。一方、室内側は個人の所有物である「専有部分」となるため、そこに新たな窓を追加する二重窓(内窓)リフォームであれば、多くのマンションで実施が認められています。

 

とはいえ、外観の統一性や窓枠の形状などを理由に、事前に管理組合への届出が必要なケースも珍しくありません。自分の判断だけで勝手に工事を進めてしまうと、後からご近所や管理組合とトラブルになるおそれも。

 

二重窓リフォームを思い立ったら、まずは管理規約に目を通し、決められたルールに沿って申請手続きを早めに済ませましょう。

 

二重窓(内窓)リフォームにかかる費用の目安と相場

二重窓リフォームにかかる費用は、窓の大きさや選ぶガラスの性能によって金額が変動します。ここでは、1箇所あたりの大まかな費用の目安と総額のイメージをご紹介します。

 

窓サイズとガラスの種類による1箇所あたりの費用目安

1箇所あたりの内窓設置にかかる費用は、窓のサイズによって大きく変動します。サイズごとの大まかな目安は次のとおりです。

 

【サイズごとの1箇所あたりの費用目安】

・トイレや浴室などの小窓:約4万円〜8万円

・腰高窓:約7万円〜12万円

・掃き出し窓:約10万円〜20万円

・吹き抜けなどの大開口窓:約15万円〜30万円

 

前述のとおり、同じサイズの窓でも、採用するガラスの性能によって費用は大きく変わります。例えば、最も安価な単板ガラスと高性能なLow-E複層ガラスでは、数万円〜10万円ほど価格差が生じることも少なくありません。

 

見積もりをもらう際は、各箇所にどのような種類のガラスを採用しているのかも必ずチェックしましょう。

 

住まい全体の二重窓リフォームにかかる費用総額の目安

二重窓リフォームは、できるだけお住まい全体で施工するのがおすすめです。ここでは、すべての窓を一度にリフォームした場合の総額イメージも掴んでおきましょう。

 

例えば、 一般的な広さの戸建て住宅で、各部屋の主要な窓すべて(10箇所程度)に内窓を設置した場合、総額で100万〜130万円程度というのが一般的です。マンションだと、通常戸建てより窓の数が少ないため、全体をまとめて施工しても7080万円程度で収まる場合が多いでしょう。

 

上の数字だけ見ると高く感じるかもしれませんが、各箇所をバラバラに工事するより、全体でまとめて工事したほうが経済的といえます。まとめて工事すれば、施工する職人の出張費や運搬費なども一度きりの出費で済むため、トータル費用を割安に抑えられるからです。

 

「先進的窓リノベ2026事業」でお得に二重窓(内窓)リフォーム

二重窓リフォームには、国の補助金制度を活用できることをご存じでしょうか。条件を満たせば、リフォームの費用負担を大きく減らせます。ここでは、2026年注目の大型補助金制度について詳しく見ていきましょう。

 

補助額最大100万円!「先進的窓リノベ2026事業」の概要

「先進的窓リノベ2026事業」は、高断熱窓へのリフォームを支援するための補助金制度です。設置する窓の断熱性能に応じて補助額が設定されており、高性能な窓を選ぶほど、大きな補助を受けられます。主な要件や補助額は以下のとおりです。

 

「先進的窓リノベ2026事業」の内容

項目

内容

対象工事

高断熱な窓への改修工事
(内窓設置、ガラス交換、外窓交換、ドア交換)

対象となる住宅

既存住宅
(戸建て・集合住宅問わず)

補助上限額

1戸あたり100万円

窓あたりの補助額

【内窓設置の例】

<中サイズの場合(腰高窓)>

SSランク:58,000

Sランク:34,000

<大サイズの場合(掃き出し窓)>

SSランク:89,000

Sランク:52,000

<特大サイズの場合(大型の掃き出し窓)>

SSランク:14万円

Sランク:76,000

 

※合計補助額5万円以上の工事が対象

申請の必須条件

・「窓リノベ事業者」と工事請負契約を結ぶこと
・ドア交換は窓工事と同一契約でまとめて行うこと

交付申請期間

2026331日〜遅くとも1231日まで
予算上限に達した場合はその時点で受付終了

 

工事の内容によっては、実際にかかる費用の半分近くを補助金で賄えるケースも。2026年中に二重窓リフォームを予定されている方は積極的に活用しましょう。

 

(参考)先進的窓リノベ2026事業【公式】

 

「先進的窓リノベ2026事業」を活用する際の注意点

「先進的窓リノベ2026事業」を活用するにあたっては、次に挙げるポイントに注意しましょう。

 

登録事業者の利用が必須条件となる

この補助金は、お客様自身で直接申請できません。手続きはすべて、あらかじめ事務局に登録されている「窓リノベ事業者」が行う仕組みになっています。

 

そのため、事業者登録していない会社と契約してしまうと、どんなに高性能な窓を設置しても補助は受けられません。見積もりを依頼する段階で、その会社が登録事業者か、あるいは今後登録予定かどうかを必ず確認するようにしましょう。

 

予算上限で早期終了のおそれがある

当制度には1231日までという申請期限が設けられていますが、申請合計額が予算上限に達すると、期限前でも受付が終了してしまいます。

 

年末まで時間があるからと検討を先送りしていると、いつの間にか申請が締め切られているおそれも。二重窓リフォームを思い立ったら、なるべく早めにリフォーム会社へ相談し、補助金の申請準備をスピーディに進めるのがおすすめです。

 

補助金は工事完了後に遅れて交付される

交付された補助金の還元方法は、最終的な工事の請求額から補助金分を差し引く(代金に充当する)形か、工事費用を全額支払った後にリフォーム会社から指定口座へ振り込まれる形のいずれかになります。

 

リフォームローンを組む場合などは、一旦工事費用全額を借り入れたうえで、後から入金された補助金で繰上げ返済を行うケースもあります。手続きで慌てないよう、事前に補助金の還元方法や支払いタイミングをリフォーム会社にしっかり確認しておきましょう。

 

二重窓(内窓)リフォームを依頼する施工会社の選び方

二重窓リフォームは、仕上がりによって断熱性能に大きく差が出ます。そのため、成功させるには施工会社選びが重要です。ここでは、施工会社選びのポイントをご紹介します。

 

隙間なく仕上げる高い技術力のある会社を選ぶ

二重窓の性能をしっかりと引き出すには、窓枠のわずかな歪みを見逃さない正確な採寸と、丁寧な取り付け作業が欠かせません。いくら高性能なガラスを選んでも、施工が甘くて隙間が生じると、そこから外気や音が侵入してリフォームの効果が落ちてしまいます。

 

会社選びの際は、窓リフォームの施工実績が豊富にあるか、難しい現場にも対応してきた経験があるかといった点に注目したいところです。リフォーム会社主催の相談会などに参加し、技術力について直接尋ねてみるのもよいでしょう。

 

アフターサポートが充実している会社を選ぶ

工事が終わった後も、生活していくなかで建て付けが悪くなったり、予想外の不具合が出たりする可能性があります。何か不具合があったとき、すぐに対応してくれる会社を選ぶと安心です。

 

特にお住まいのある地域に営業所を構える、地元密着のリフォーム会社なら、トラブルの際にもスピーディに駆けつけてくれるでしょう。あわせて、保証内容や期間がどのくらいあるのか、どこまで無償対応してくれるのかなども要チェックです。

 

今後、お住まいの他の箇所のリフォームが必要になることもあるでしょう。そんなときも真っ先に相談できるような信頼のおける会社を選んでください。

 

二重窓(内窓)リフォームのご相談はニューイングまで!

二重窓リフォームは、築年数の経ったお住まいの断熱性能を大きく向上させ、快適な室内環境をかなえるおすすめのリフォームです。お住まい全体を二重窓にするにはまとまった費用が必要ですが、「先進的窓リノベ2026事業」を活用すれば、負担を大きく抑えられます。

 

二重窓リフォームで十分な効果を得るには、隙間のない正確な施工が欠かせません。先の補助金の申請手続きも施工会社任せになるため、高い技術力と豊富な経験を持つリフォーム会社のサポートが成否の鍵を握るといえるでしょう。「先進的窓リノベ2026事業」は予算上限に達し次第終了となるため、お早めのご検討をおすすめします。

 

大阪や奈良をはじめとする近鉄沿線エリアで、二重窓リフォームをご検討中なら、ぜひ近鉄のリフォーム「ニューイング」までご相談ください。お住まいの最寄りの店舗スタッフが、お客様のご要望に合わせて、最適なリフォームプランをご提案します。

 

ホームページのご相談窓口、またはお近くの店舗への電話でお気軽にお問い合わせください。

 

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