建て替えできない「再建築不可物件」はスケルトンリフォームがおすすめ！どんなメリットがある？

2024/08/06(火) すべて｜リフォームのお役立ち情報｜リフォーム成功のQ＆A

こんにちは、近鉄のリフォーム「ニューイング」です。

現在は建物が立っているものの、建て替えることができない物件を「再建築不可物件」といいます。
特に住宅密集地で多く見られる再建築不可の家ですが、建て替えは難しくてもスケルトンリフォームであればできる可能性があります。

スケルトンリフォーム

今回は、再建築不可物件の基本や、再建築不可の家をスケルトンリフォームするメリットなどについて解説します。

●なぜ再建築不可になる？

そもそも、なぜ再建築不可物件が存在するのでしょうか。

再建築不可になる主な要因が「接道義務違反」です。
建築基準法において、建物を建てる敷地は「幅員4m以上の道路に2m以上接している必要がある」と決められています。

これが「接道義務」です。

スケルトンリフォーム

しかし、建築基準法制定以前に建てられた古い建物の中には、接道義務を満たしていないものもあります。
こうした物件は「既存不適格」といって、建築後に制定・改正された法律を満たさないものの、すぐに取り壊す必要はありません。
とはいえ、新たに建て替える場合は現行の法律を満たさなければならないため、解体すると再建築できなくなってしまうというわけです。

●再建築不可物件でもスケルトンリフォームならできる

建て替えはできない再建築不可物件ですが、一度骨組みの状態にして造り直す「スケルトンリフォーム」はできる可能性があります。
一般的な木造住宅の場合、大規模リフォームを行う際の建築確認申請が不要だからです。

建築確認申請は、建物の新築や大規模改修の着工前に義務付けられているもので、設計内容が法律に沿ったものになっているかチェックされます。
スケルトンリフォームなら申請がいらないため、再建築不可でも実施できるのです。

●再建築不可物件でスケルトンリフォームをするメリット

再建築不可物件でスケルトンリフォームを行うと、次のようなメリットが得られます。

・新築同然のおしゃれできれいな家にできる

・あわせて耐震補強を行うことで、長く安心して暮らせる家にできる

・断熱対策により、一年中快適な家にできる

・新たな付加価値を乗せたリノベ物件として売り出せる

古くて使い勝手の悪くなった家でも、スケルトンリフォームをすれば、今のライフスタイルに合った快適な家を実現できるでしょう。

スケルトンリフォーム

●2025年4月に予定される法改正に要注意

気をつけなければならないのが、2025年4月に建築基準法の改正が予定されていることです。
この改正により、木造2階建ての大規模リフォームについても、建築確認申請が必要になるケースが出てきます。
具体的には、柱、梁、壁、2階の床、屋根、階段などの過半に手を加える場合、建築確認申請が必要となる点です。
従来なら可能だった工事でも法改正後は難しくなる可能性もあるため、リフォームをご検討中の方は早めにプロに相談しておくことをおすすめします。

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