老後をゆっくり過ごすリフォーム
家庭内は危険?
子どもが独立し定年退職を迎える時期は、これからはじまる夫婦中心のセカンドライフに向けて、現役時代の生活、子どもの成長に合わせて選ばれた住まいを見直す良い時期と言われます。 その一方で、厚生労働省の人口勤怠統計(2017年)によれば、年間1万4,671人は家庭内事故が原因で死亡しており、そのうち1万2,683人が65歳以上の高齢者です。この人数は交通事故で死亡した65歳以上の高齢者の4倍以上の数にあたります。なかでも、溺死は死因の43.4%を占めており、浴室周辺の住環境整備の必要性を物語っています。 日本では平均寿命が男性80歳、女性87歳と言われています。定年後の長い人生を快適な空間でストレスなく、健康的で豊かに暮らしませんか。 |
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建物や設備の老朽化、使わなくなった部屋の掃除やお庭のお手入れに不満を感じていませんか。将来への不安を解消し、楽しみを実現するのが定年後のセカンドライフリフォームです。 |
断熱リフォームで快適に
理想の住まいは、夏は暑くない・冬は寒くない住まいだと言われています。この理想を実現するには、断熱性能を高めていくことが大切です。 特に冬場、断熱があまりされていない住まいでは、室内で暖房が効いている部屋とそうでない部屋の温度差が大きくなります。すると急激な温度変化によって、人の体は血圧が急に上昇したり、下降したり、脈拍がはやくなったりする『ヒートショック』という現象が起きやすくなります。ヒートショックが起こると、脳が貧血を起こしめまいを生じたり、心筋梗塞などの大きな事故や病気につながる可能性があります。 冬の早朝や夜間のトイレ、浴室などは冷え切っており、暖房の効いた温かい部屋から急に冷え切った部屋に移動した時に、ヒートショックが起こる危険が高いため、断熱性能を高めて未然に防ぐことが大切になります。 |
(東京ガス・東京都 老人総合研究所共同研究より) |
「居ながらゾーン断熱」は、居住しながら日常生活でよく使うゾーンを『生活ゾーン』として断熱する工法です。 リフォームでも住まい全体を断熱することをオススメいたしますが、比較的大掛かりな工事になりがちです。また、あまり使わないお部屋も断熱することになりコストも増えてしまいます。ゾーン断熱では、普段の生活でよく利用するゾーン(例えば、リビング、キッチン、浴室、寝室、トイレ、廊下など)を考え、生活ゾーンとして断熱施工を行います。 コストを抑えられるだけでなく、例えば1階のリビングを断熱リフォーム中でも、他の部屋で普段通りの生活を行うことができ、手軽にできる断熱リフォームです。 |
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実際に施工されたお客様からは、「日々の生活動線に沿って断熱することでどこに居てもストレスなく、健康で快適に毎日を送ることができるようになりました。」とのお声を頂いております。ゾーン断熱によって、家を暖めるだけでなく気持ちも暖かくなります。 また、省エネ性を高める工事には、補助金制度・減税制度が適応される場合がございます。 |
バリアフリー改修でお住まいに安心を
年齢を重ねると、自宅でも階段や段差などによって「転落」や「転倒」してしまう可能性が高くなります。リフォームをきっかけに、バリアフリーを導入するご家庭が増えています。 家庭内での危険性を減らし、より快適に安心して生活するためにバリアフリー工事をお考えになってはいかがでしょうか。
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少しの工夫でも家庭内での事故を防止することに繋がり、日々の生活に安心を生み出します。お住まいへの不安を取り除くことで、老後のゆったりとした時間を快適に過ごすことができます。
バリアフリー改修では、要件を満たすことで介護保険から工事費用の一部(最大18万円)を補助する制度もあります。
<介護保険による補助金制度が使える対象改修工事>
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また、要件に該当すれば、「住宅ローン減税」、「所得税の控除」「固定資産税の減額措置」等の制度を受けられる場合もあります。なお、「住宅ローン減税」や「所得税の控除」については税務署への確定申告が、固定資産税については市区町村への申告が必要となりますので、ご注意ください。
将来に備えたお住まいへ
子どもが独立し定年退職を迎える時期は、これからはじまる夫婦中心のセカンドライフに向けて、今のお住まいを見直す良い時期と言われます。子どものことを考えて建てた住まいから、ご夫婦が生活しやすいような住まいにリフォームすることで、老後に向けての不安を解消していくことができます。
<リフォームする上でのポイント>
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いかがでしたか。
これから始まるセカンドライフ、自宅で安心してゆっくりくつろげる住まいづくり始めませんか。